【2018年1月1日】
2018年は、元日から早速の更新。東浩紀『存在論的、郵便的』の議論を踏まえてドッツのコンセプトを展開させ、「この私」に常に取り憑く幽霊としての・ちゃんのありかたを論じました。内容的には割とヘビーなほうだとおもいます。あと、タイトルにもあるように量子力学への言及も少ししているのですが、自分の勉強不足ゆえに消化不良な感じが否めないので、このあたりいずれまたしっかり掘ってみたいところです。
ところでこの時期は、たぶん自分が一番遠征を繰り返していた時期でした。2017年末は、定期公演が12月30日にあって、その後の飲み会で盛り上がって予約してたバスを干し、深夜の原宿を徘徊したりしながら朝まで過ごし、始発の新幹線で大阪に帰って年が明けるまで眠り続けました。今思い出してみても、考えられうるかぎりで最高の年の越し方をしたように感じます。2018年の一発目は、13日あたりの新宿LOFTの対バンにいったはず。その後は、福岡そして仙台と、遠征が続いていきました。まぁ、普段から遠征してたわけですが。
【2018年1月2日】
これは、2017年12月定期公演「Tokyo in Words and Letters」シリーズの続き。コンセプト担当のブログを要約してある記事です。しかし、よくもまぁこれだけ律儀に、誰に頼まれたわけでもないのに、要約し続けたもんです。当時の自分としては、コンセプトを巡ってオタクが紛糾しているのを少しでも和らげたいとか、シンプルに・ちゃんたちの歓心を買いたいとか、色々な思惑があったんだとおもいます。ただ正直言えば、そんなことよりもなによりも、これだけ書いたブログはやはり第一には自分のためのものです。だってそうじゃないですか?例えばこれから数年後に、ちょっと精神的に参っていたとして、今振り返っている記事たちを読み返してみたとしたら。かつての自分がひたすらに何かに熱中し、ある種異様な強度でもって文章を書いていたことをそこに見出したとき、これは賭けてもいいんですが、泣かずにはいられないとおもいます。そしてこの体験を今後できるのはたぶん私だけ。いっぱい書いといてよかった。
【2018年2月17日】
5thワンマン「Tokyo in Picture」の2日前に、断片的に与えられていたヒントをもとにして、どんなワンマンになるのかをあれこれ詮索してみたのがこの記事。まぁ当日は、そんな予想をはるかに上回る演出・仕掛けがあり、パフォーマンスも充実で、とても印象に残るワンマンとなるのでした。キネマ倶楽部のドッツはいいぞ。
【2018年3月23日】
で、そんな大満足の5thワンマンから約1ヶ月後、ようやくワンマンのレポート・考察を書いたのがこの記事。初っ端から歌詞とかの引用とかで始まっていて、少し気取りすぎな感じもありますが、なんだかんだ言って自分のお気に入りの記事の一つです。このワンマンは行ってたけど、まだ読んだことないという人には、振り返りついでにぜひ読んでいただきたいとおもいます。
【2018年9月10日】
半年ほど更新が滞ったので、少し気合を入れ直して書いたのがこの記事。まず最初に自分のコンセプトとの向き合い方について少し書いた後、ブリュノ・ラトゥールの議論を参照しながら、ドッツのコンセプトの意味合いについて自分なりに議論を展開させています。タイトルにも表れていますが、このころからもうコンセプトを表立って強調することにためらいが無くなってきました。そうした中で書いた記事だったので、周りの人たちの反応がどうなるのか正直不安なところもあったのですが、わりかし面白がってくれる人が多く、ブログを書くというオタ芸を地道に続けてきた甲斐があったとつくづく感じました。
【2019年3月9日】
最新の記事。3月24日の9thワンマン「Tokyo in Natural Machine」について書くという体裁で、「アイドルは操り人形=機械だ」というような語り方について、久保明教『機械カニバリズム』の議論に依拠しながら、検討を加えていくというもの。もう完全に自分の趣味を全開にしているにもかかわらず、やはりわりと面白がっていただきほんとうにありがたかった。
【2018年3月末】
【重大発表】
— 推すコト。 (@idol_osukoto) February 6, 2019
『推すコト。』表紙&巻頭インタビューに、今大注目のアイドル「=LOVE」から❤️大場花菜さん❤️(@hana_oba)にご登場いただきます!
ご購入はこちら→ https://t.co/34OtPHkupy
詳細は https://t.co/nVrlRbGhdCpic.twitter.com/42L8IuIfqP
ブログではないのですが、上記ツイートにある同人誌『推すコト。』に、「テン年代、アイドルオタクはストリートに飛び出す」という文章を寄稿しています(3月中に発売予定)。ドッツの話だけをしているわけではないですが、ドッツがあったからこそ書けた文章であることに間違いはなく、しかも最後には「テン年代は・年代」という元気の出る結論で終わっています。ただ4000字ほどなので、かなり圧縮された書き方になっています。この文章をたたき台にして、テン年代のうちに完全版(「テン年代アイドル論」みたいなタイトルのもの)を書きたい、いや、書きます。というわけで、ブログでのオタ芸はまだしばらく続きそうです。